| 名称 | 書誌情報 |
| 書名 | ウマレテ ヨカッタカ ハジメテ ノ ハンシュッセイ シュギ |
| | 生まれてよかったか?はじめての反出生主義 |
| 叢書名 | チクマ プリマー シンショ |
| | ちくまプリマー新書 |
| | 529 |
| 著者名1 | コジマ カズオ |
| | 小島 和男/著 |
| | 学習院大学文学部哲学科教授。博士(哲学)。日本うどん学会理事。著書に「プラトンの描いたソクラテス」「反出生主義入門」など。 |
| 出版者 | チクマショボウ |
| | 筑摩書房 |
| 出版年 | 202607 |
| ページ | 238p |
| サイズ | 18cm |
| ISBN | 978-4-480-68562-9 |
| 価格 | 940 |
| 内容紹介 | 「生んでくれなんて頼んでない」? 「親ガチャ」って、誰が回してる? 快と苦は相殺できる? 「子どもを持つ」という当たり前を問い直す思想「反出生主義」を中心に、生まれてくることの意味、親との関係などを考える。 |
| 内容紹介2 | 子どもは「生まれるか」を選択することはできないのだから、「生んでくれなんて頼んでない!」と思うのは当然のこと。どうすれば少しでも楽に過ごせるのか?「親に感謝すべき」「幸せな人生を目指すべき」という重圧をほどき、生きづらさとともに生きるための哲学を紹介する。 |
| | 第1章 生まれるって、だれの決断? |
| | 1 「頼んでない」は言ってはいけない? |
| | 「生んでくれなんて頼んでない」/言葉の裏にあるもの/倫理学という学問 |
| | 2 親は依頼されていない/子は選べない |
| | 親と子の非対称な関係/同意なき行為/親の動機を考える/構造を理解する |
| | 3 存在させることの一方通行性 |
| | 取り消せない決断/一方通行の贈り物/存在することの影響/ベネターの非対称性/責任の所在/倫理学で考えるということ/社会の問題として考える/人間好きの優しい思想 |
| | 第1章のまとめ |
| | 考えてみよう |
| | 第2章 「親ガチャ」を考え直す |
| | 1 そのガチャって誰が回してる? |
| | 「親ガチャ」という言葉/誰が「回している」のか?/比喩としての限界/「文化資本」という見えない格差/「情報」という格差/格差是正は大切だが… |
| | 2 金持ちに生まれたら幸せ? |
| | 「成功」の中身/でも、それで本当に「幸せ」なのでしょうか/どんな人生にも苦しみはある/「あの家に生まれたかった」という願望/能力主義の罠/しかし、「良い条件」でも問題は残る/「回された側」としての自覚 |
| | 3 「子ガチャ」の視点 |
| | 言葉のこと/どんな子が生まれるかは分からない/親の期待をめぐって/障碍の社会モデル/認識的不正義は子どもにも当てはまる/「回さない」という選択 |
| | 第2章のまとめ |
| | 考えてみよう |
| | 第3章 「幸せ」を倫理学で考えてみる |
| | 1 快と苦は相殺できる?-功利主義という考え方 |
| | 「幸せ」とは何だろう?/快楽に「質」の違いはあるのか?/功利主義への疑問-オメラスの子ども/この物語が問いかけること |
| | 2 存在させることは「害」か?-ベネターの非対称性 |
| | 人生を「始める」ことと「始めない」こと/苦痛と快楽の非対称性/火星人の思考実験/始める価値と続ける価値/人生の質をどう判断するか?/幸福をどう測るか?/世界は良くなっている? |
| | 3 「正解」はあるのか?-事実と価値を区別する |
| | 事実の問いと価値の問い/記述と規範の区別/理由を持って話し合う技術/倫理学の歴史と進歩/倫理学は「正解当てクイズ」ではない |
| | 第3章のまとめ |
| | 考えてみよう |
| | 第4章 家族は「当たり前」じゃない? |
| | 1 「家族を大事に」の圧をほどく |
| | 「家族」という言葉の重さ/「良い家族」のイメージ/「家族なんだから」という言葉/血縁と「ケア」は別のもの/ヤングケアラーという現実/「毒親」という言葉/依存は「生の仕様」である/助けを求めることは、弱さではない |
| | 2 一人でいるのは悪いこと? |
| | 「孤独」のイメージ/一人の時間の価値/「孤独」と「孤立」の違い/「つながり」のプレッシャー/ネット上の関係を軽視しない/「孤食」について考える |
| | 3 友だちの作り直し |
| | 「友達一〇〇人できるかな」の呪い/「安全に弱音を出せる場」/友達関係を「作り直す」/人は変わる/「選んだ家族」という考え方/外にひらいた関係づくり |
| | 第4章のまとめ |
| | 考えてみよう |
| | 第5章 「ふつう」と「がんばれ」から自由になる |
| | 1 「1/2成人式」ってなんだろう? |
| | 「親への感謝」の強制/家庭環境の可視化/祝われることの暴力性/行事の意味を問い直す/「当たり前」を疑う |
| | 2 どうしてがんばらなきゃいけないの? |
| | 「常時全力」という圧力/「生まれてきた以上がんばらなければならない」?/「一度始めたらやり通せ」という呪縛/「始める」ことと「続ける」こと/「今日一日」を乗り切る/「やめる」「逃げる」「休む」 |
| | 3 「ふつう」を自分で定義する |
| | 「ふつう」とは何か?/「ふつう」の圧力/ハリエットとミルの『自由論』と個性/ニーチェの「畜群道徳」批判/イリイチと「学校化」/「ふつう」ができない、ということ/「私のふつう」を持つ/「ふつう」が変わるとき/自分の「標準」 |
| | 第5章のまとめ |
| | 考えてみよう |
| | 第6章 「子どもをつくらない」を選ぶ倫理 |
| | 1 作る権利・作らない権利 |
| | リプロダクティブ・ライツ/「子どもはまだ?」という圧力/少子化と「産めよ殖やせよ」/国家による生殖への介入/自由の衝突 |
| | 2 中絶・養子・教育の超入門 |
| | 中絶という難問について/バイオリニストの比喩/養子という選択/教育を受けさせる義務 |
| | 3 親を責めてもいいの? |
| | 責める感情を持つことと、責めること/恨みを言語化する/ケアの導線/感情を腐らせない/「戦略的感謝」という方法/許さなくてもいい |
| | 第6章のまとめ |
| | 考えてみよう |
| | 第7章 ぼくらの生まれたこの世界で |
| | 1 ケアは血縁を超えられる |
| | 「一人では生きられない」という事実/公的なセーフティネット/人との交流を増やす/血縁に頼らなくても生きていける社会へ |
| | 2 「持たない」生の充実 |
| | 物より時間、時間より余白/関係への投資/学びと仕事について/「推し活」について |
| | 3 今日を生きる |
| | 第7章のまとめ |
| | 考えてみよう |
| | ブックガイド-さらに考えたい人のために |
| | 本を読むということ/物語から触れる/考え方を知る/原典にあたる |
| | あとがき |
| 件名 | 倫理学 |
| | 生命 |