名称 | 書誌情報 |
書名 | ウソ オ ツク トワ ドウイウ コト カ |
| 「噓をつく」とはどういうことか |
副書名 | テツガク カラ カンガエル |
| 哲学から考える |
叢書名 | チクマ プリマー シンショ |
| ちくまプリマー新書 |
| 479 |
著者名1 | イケダ タカシ |
| 池田 喬/著 |
| 東京都生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。明治大学文学部教授。著書に「ハイデガーと現代現象学」など。 |
出版者 | チクマショボウ |
| 筑摩書房 |
出版年 | 202501 |
ページ | 234p |
サイズ | 18cm |
ISBN | 978-4-480-68509-4 |
価格 | 900 |
内容紹介 | 噓をつくとは何をすることか。噓をつくことはどう悪いのか。それでもなぜ噓をつくのか。哲学の考えを活用して噓について考え、笑い、社会、友人、尊重、政治、成長、自分らしさなどまでをも相互関連のうちで話題にあげる。 |
内容紹介2 | 「噓をついてはいけない」と言われるけれど、噓をつくとは何をすることで、どう悪いのか。それでもなぜ噓をついてしまうのか。“自分自身であること”を選び取るために、ごまかすことなく噓を真面目に考えてみよう。自分らしさと誠実さの倫理をめぐり、“人間の複雑さ”と出合う思考の旅。 |
| 第一章 噓をつくとは何をすることか |
| 1 噓をつくことと騙すこと-行為と意図 |
| 2 言語行為論の枠組みで噓を考える |
| 3 噓をつくことと間違ったことを言うこと-「真」と「信」 |
| 4 噓の標準的定義を考える-演技性の導入 |
| 5 噓と皮肉の違いとは |
| 6 噓と冗談の違いとは |
| 7 サプライズのための噓-噓でないかもしれない |
| 8 自分に噓をつく-つきたくない噓をつく局面 |
| 9 噓に騙す意図は必要ないという説-批判的検討 |
| 第二章 噓をつくことはどう悪いのか |
| 1 相手に害を与えるとは-害説の見方 |
| 2 心の傷を害として理解できるだろうか-尊重説への道標 |
| 3 噓をつくことは自分も苦しめる-害説の別の局面を探る |
| 4 善意の噓-必要ないかもしれない |
| 5 相手に対する尊重を欠くとは-尊重説の見方 |
| 6 現実に閉じこもらない-理想を語る哲学 |
| 第三章 それでもなぜ噓をつくのか |
| 1 言葉を学ぶためには噓を学ばねばならない |
| 2 噓をつきながら世界で生きる地歩を築く |
| 3 噓の演技性と身体性 |
| 4 内面(心)をもつことの実践としての噓 |
| 5 正直さとは-心の葛藤と自分を大切にすること |
| 6 自分らしさを求めて-誠実さの倫理 |
| あとがき |
| 註 |
件名 | 噓 |